『鍼灸師国家資格と理学療法士国家資格保有のスタッフが施術』

 『鍼灸師』は身体の免疫向上のサポート、局所治療のスペシャリスト

 鍼(はり)治療は症状に対し筋肉や筋膜を刺激する治療方法や、東洋医学の考え方により経穴(ツボ)や経絡に沿って行う治療方法があり、痛みや凝りなどの身体の状態改善を促進する治療方法とされています。

 鍼治療は刺入した鍼をその場でとどめる置鍼術や、刺入した鍼に電極をつなぎ低周波の微弱な電気を通す方法があり、いずれの方法も血液循環の改善により鎮痛効果や筋緊張緩和に効果があることが証明されています。

 鍼治療を行うと皮下組織の毛細血管に対し血管を拡張させる反射が起こり、これを軸索反射といいます。軸索反射とは刺激箇所に対し働く反射であり、鍼刺激によって血流増加が起こります。その結果、刺激のあった箇所に発赤が現れるフレア現象が起こります。鍼治療では、この軸索反射のメカニズムを利用し治療を行うことがあります。さらに疼痛部位が筋肉や筋膜、靱帯といった軟部組織にある際に鍼治療を局所に行い、刺激のあった軟部組織内の血管の拡張が起こり酸素を含んだ新鮮な血液の循環が活発になり状態改善を促進します。

 先ほど述べたように鍼治療には反射的に血管内の血流増加がおこり、炎症症状のある組織の血管壁から白血球が血管外へと通り抜け、いわゆる血管外遊出という現象を促進するとされています。さらに血流増加により酸素とともに出血や炎症がある箇所には治癒過程で働く血小板が集まり、局所の組織修復の治癒にも効果的だとされています。

 鍼治療はこのような生体の反応を促進させ利用し、血管内の血液循環を改善させて、肩こりや腰痛の改善を促し傷害を負った部位の修復を手助けしています。

 さらに鍼治療では東洋医学に基づいた治療を行うことも多々あります。ヒトの身体には病気やケガを自分で治す自然治癒力や、外から入ってくる病原体から身を守る免疫力が備わっており体内で治そうと働く様々な反応が起こります。

 東洋医学では経穴と呼ばれる箇所に刺激を与え、経験的に症状が良くなる部位として伝えられております。近年、経穴の効果が科学的に証明されているものも多くなり、経穴の数もWHOが認める361箇所以上に数多く存在していると考えられていることから、今後さらに身体に対する経穴の効果は解明されていくことと予測されています。

 当院では患者さまの状態にあわせ筋肉や筋膜などの軟部組織に直接鍼治療を行う方法や、東洋医学に基づく治療を行います。

『理学療法士』は姿勢と動き方の専門家

 皆様の状態にあう各関節に負担のないストレッチをおこない、日常の姿勢や動き方のクセを修正し再発防止を目指していきます。

※『はり施術』で痛みがとれても終わりではありません。

『症状を作った原因』にアプローチしなければ再発します。

そこで

『理学療法士の視点での考え方』が大事になります。

 それぞれの資格の強みをいかし、新しい『原因施術』をおこない、状態をより良い方向へ導きます。