こんにちは!
昨日に続いて早速始めます(^^♪
図がないので、大変です(笑)
理学療法士学生向けなので、流し読みで♪
今日は、
『首肩コリの原因はこれだ!パート②~バイオメカニクス(運動学)編~』
というテーマでお話しします💡
もう、カタカナでなんだか難しそうな話だと思いますね(^^;
はい。難しいです…
肩こりそうです(笑)

特にバイオメカニクスは奥深く、理解していないと施術に対してのリスクになりますから大事で難しいんです。
これから、長い話が続きます(^^;
施術を受けられる方は、
へぇ~~~~~
くらいで大丈夫です(^^♪
【頸椎のバイオメカニズムについて】
まず、さっそく
- 脊柱:隣接する2個の椎骨とそれを連結する椎間板、靭帯が関節運動の基本単位(→機能的脊柱単位:FSU)
- FSU:内的安定要素(脊柱構成要素)、外的安定要素(神経筋要素)
- 内的要素:前-後方要素に分類。
⇨⇨⇨前方要素:椎体、椎間板、前-後縦靭帯。
⇨⇨⇨後方要素:椎間関節、黄色靭帯、椎弓、棘突起、棘上-棘間靭帯。
FSUの動きは回旋-並進の複合運動(→coupling motion)
- 力:「負荷(圧・モーメント)」,作用:「変位」。 • •圧は非回旋性で並進運動
⇨⇨⇨Y軸の圧:伸展-圧縮
⇨⇨⇨X軸の圧:左右の滑り
⇨⇨⇨Z軸の圧:前後への滑り
- モーメントは回旋性⇨⇨⇨X軸:前後屈。Y軸:左右の回旋。Z軸:左右の側屈)
- これらの複合運動により脊柱は6自由度の運動性を有する。
もう難しですね(^^;

肩こるわ~~~(笑)
簡単に言うと、
首はいろんな方向へ動くよ~~~ってことです💡
各椎間での可動域とcoupling motion
(1)上位頸椎(C0-1)の可動域とcoupling motion
上位頸椎(後頭骨-環椎間節間:以下C0-1)での可動域は前後屈3.5~21.0°,側屈5.5°,回旋7.3°(参考文献より)
→研究者によって結果のばらつく。その原因はC0-1に起因すると考えられる。
→近年の報告では…1.0~7.0°前後の回旋可動域を有する見解がほとんど。またC0-1とそれ以下の回旋は逆位相で生じることが報告され、回旋時の運動中心(IAR)の違いとして理解されている。C0-1のIARは大後頭孔の前方に位置、C1-2のIARは歯突起のほぼ中央に位置。
(2)上位頸椎(C1-2)の可動域とcoupling motion
C1-2の回旋可動域は約30°で、頸椎全体の約2/3を担う。
また同部位での回旋はIARの違いによりC0-1と逆位相の回旋運動とともに、C1-2が同側に屈曲するcoupling motionを持つ。
その際の屈曲可動域は約10°とされ、これは頭部の変位に対応した眼球位置の保持に作用する機構であると考えられている。
(3)下位頸椎(C2-7)の可動域とcoupling motion
下位頸椎での大きな運動範囲は屈伸方向でC5-6において特に大きい。
→非常に大きな運動性を有する同部位は頚椎症性変化が多発することが知られている。
下位頸椎の側屈-回旋はcoupling motionとして生じ、一側への側屈時、下位頸椎が反対側へ逆位相に回旋-側屈をする。またこのcoupling motionは尾側へいくほど動きが小さく、これは椎間関節の傾斜角度の違いが関与しているといわれている。 •
下位頸椎のIARは発生学的解釈や病態モデルから推察すれば、椎間板部に存在すると考えるのが妥当。矢状面の椎間板の高さをみると、前方が低く後方が高い。頸椎屈伸時の頭部位置の変化によって椎間板にかかる力は大きく変化する。椎間板の中心部の髄核部にIARがあれば、頸椎全体にかかる力を効率的に分散できる。
頭頚部の矢状面での運動(屈曲-伸展の骨運動)
- 頭頚部の屈曲-伸展可動域は大きく、合わせて約130~135°
- 中立安静位で、頭頸部は約30~35°伸展位をとる。この中立安静位から伸展は85°,屈曲は45~50°である。
- 一般に屈曲-伸展は、頭側から尾側方向へ順に生じる。
- 頭頸部における矢状面での全運動の約20~25%は環椎後頭関節と環軸関節複合体、残りはC2-7の椎間関節で生じる。
- 過度の屈曲-伸展は運動軸の前後にある組織の緊張によって制限される。さらに屈曲は線維輪の前縁にかかる圧迫力の反力、伸展は後縁にかかる圧迫力の反力によって制限される。
屈曲-伸展の関節包内運動
環椎後頭関節
→凸面の後頭顆が環椎の凹面の上関節面に対し、伸展(左図)では後方へ、屈曲(右図)では前方に転がる。
環軸関節複合体
→主な運動は軸回旋。関節構造上、約15°の屈曲-伸展が可能。 • •輪形の環椎は、頭蓋と軸椎との間のスペーサーとして、屈曲では前方に、伸展では後方にpivot(軸を中心に回転または揺れる意味)する。
→このpivotの運動域は歯突起で部分的に制限される。
頚部関節(C2-7):伸展
- 下位頸椎(C4-7)から開始する。
- 上位椎体の下関節面が下位椎体の上関節面に対し下後方に滑る。
→これらの運動により伸展域は70°となる。最大伸展は頸椎々間関節の不動の肢位(close-packed position)とみなされる。この肢位では関節面接触および荷重負荷が最大となる。
上位椎体の関節面が下方へ滑ることにより、関節包が弛緩する傾向にある。
頚部関節(C2-7):屈曲
- 下位頸椎(C4-7)から開始される。この運動は伸展時とは逆の動きになる。
- 上位椎体の下関節面は下位椎体の上関節面に対して上前方に滑る。
→これらの関節面同士の滑りにより約35°の屈曲となる。この屈曲によって関節包が伸張し関節の接触面が減少する。
- 椎間関節面の滑りによりC2-7全体の屈曲-伸展可動域は約105°となる。この可動域が大きくなる理由として、椎間関節面が斜面であるためである。
前突(前方移動)と後退(後方移動)の骨運動
- 前突(protraction)により、低~中位頸椎が屈曲し、上位頭頸部が伸展する。
- 後退(retraction)により、低~中位頸椎が伸展、もしくは真っ直ぐになり上位頭頸部が屈曲する。
- これらの運動では、低~中位頸椎は頭部の移動に追従する。
- 長期間にわたる前方位は、頭頸部伸筋群の筋緊張亢進を生じる場合がある。
頭頚部の水平面での運動
- 体軸回旋の骨運動
→頭頸部は左右それぞれ90°ずつ、合計180°の回旋可動域を持つ。
→両眼で合計150~160°の眼球水平運動を加え、視野は360°近くになる。
- 回旋運動の約半分は環軸関節で、それ以外はC2-7で行われる。
体軸回旋の関節包内運動
【環軸関節複合体】
(特徴)
- 水平面上で軸椎(C2)の構造上、垂直方向に歯突起を持つことで最大回旋可能
- リング状の環椎が歯突起の周りを左右それぞれ40~45°の範囲で体軸回旋する
- 環椎の水平面での回旋は反対方向へのわずかな側屈と連動する
- 回旋に伴って、翼状靭帯の緊張が高まる(特に回旋力方向と反対の靭帯)
- 体軸回旋は、翼状靭帯および外側環軸関節の関節包のほか、頚部周辺のさまざまな筋肉の緊張によって制限される
頚部関節(C2-7)
- このレベルでの回旋は、主に椎間関節の関節面の向きによって誘導される。この関節面は向きは水平面と前額面の間で約45°をなす。
- 回旋時には、回旋方向と同側の下関節面が後方やや下方へ。対側の下関節面が前方やや上方へ滑る。
- 関節面の体軸回旋はC2-7の左右両側で約45°で、環軸関節の回旋範囲とほぼ同じ。(回旋範囲は上位ほど大きい)
頭頸部の前額面での運動
•側屈の骨運動
→左右それぞれ約40°の側屈が可能。
→ほとんどがC2-7で行われる。ただし、環椎後頭関節の側屈範囲は5°程度にとどまる。
側屈時の関節包内運動
•環椎後頭関節
→環椎の上関節面では、後頭顆の側方への転がりの量が少ない。この関節の側屈が最大に達すると、側屈側で関節面がわずかに近隣し、反対側では離開する。
頚部関節(C2-7)
- 側屈時では下関節面が下方かつやや後方へと滑り、反対側の下関節面は上方かつやや前方へと滑る。
- 約45°のC2-7関節面の傾きは、前額面と水平面での運動の機械的な連動を規定する。
- 上位頸椎は、常に下位頸椎関節面の運動面に従うため、側屈と軸回旋は同時に起こる。したがって、中・下位頚部の側屈運動と軸回旋運動との間には同側型が成立する(右側屈時に右回旋がおこる)。
→ただしこの動きは環椎後頭関節に働く筋作用によって異なる。
今回はかなり難しくなりましたね💦
さらに長いから、授業3コマ分くらいある内容でした(^^;

施術を受けられる方は、
前回同様
へぇ~~~~~くらいで
大丈夫です(^^♪
私が理解したうえで、ご来院時に施術いたしますので、ご安心ください♪

結果
長時間のPC、デスクワークは首肩コリを作るよってことを言いたかったんです(笑)
それだけです(笑)
【参考資料】
- 上肢運動器疾患の診かた・考え方
- 関節機能解剖学的リハビリテーション・アプローチ 頚部
- 筋骨格系のキネシオロジー第9章 体軸骨格:骨と関節構造 第10章 体軸骨格:筋と関節の相互作用

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